2013年5月25日(土)  西穂高岳(独標) 県連自然保護部:ライチョウ観察会  

メンバー;以下による。
講師:肴倉孝明先生、参加者:F田・K村(大垣労山)、K藤(瑞浪労山)

コースタイム;以下による。

 県庁東P4:30⇒7:30新穂高深山荘前P→8:00新穂高ロープウェイ8:30⇒9:00→10:300西穂山荘→13:00独標
    (状況によっては独標まで行かずに引き返す。)
 15:00 西穂高口駅 〜 15:30 新穂高温泉駅 解散後帰宅

直前までいろいろばたばたしていて、結局3名の少数精鋭(?)の観察会。
今年は残雪が多く、ロープウェイを下山したところから、べったりと積雪がある。だが、あたたかい快晴の日和で、
アイゼンを装着するまでではなかった。
10:00ころに西穂山荘に到着し、小休憩後に観察に出発。
丸山手前の雪渓を、東斜面に向かってアイゼン・ピッケルで下りていった。
ライチョウが越冬に使っていてもおかしくはなさそうなダケカンバとシラビソの疎林帯が見えたからである。
この西穂でのライチョウの越冬地はまだ解明されていない。
ちょっぴり調査風な気分で、がんばって歩く。
残雪はどうやら新しいそうだ。雪を縦に切って弱層テストならぬ層理をチェック。今年はGWにも大雪で、まだまだ
数メートルの残雪がある模様。
表面にでているフンは、越冬中というよりは、もっと最近のもののようだ。
そんなこんなの観察をして、問題は、この森林限界付近から独標直前の岩場の稜線まで雪渓を直登することである。
上から見るのと、下から見上げるのとでは、傾斜も距離も全然違う。
途中、いくつものフンを観察(どんどん密になってくる)し、がんばって登った。
ところが、ライチョウ本体はちっとも出てこない。声も聞こえない。
独標でしばらく待ったが、それらしい気配すらない。
あきらめて下山にかかった。
丸山手前の最終テリトリーまで、結局スカであった。

瑞浪労山:K藤さん

大垣労山:K本さん

森林限界の疎林。ライチョウさんが越冬に使っていてもおかしくなさそうな
姿をしている。この疎林に向かって雪渓を下りた。

ライチョウがかじったダケカンバの芽

弱層テスト?いえいえ、いつくらいの雪が表面に出ているかを調べるために、
雪を削る。似たようなものかな?

こちらはウサギがかじったあと。斜めにきれいにカット

ウサギのフン

ライチョウのフン

ダケカンバ。ハイマツの高さは積雪の高さ。ダケカンバもここで曲がっている。

斜面を登る

あー、焼岳と乗鞍がきれいだなー

稜線は雪はない。一番右の丸いピークが独標

F田。独標についたからには記念写真

先生と記念写真

ライチョウさんが現れるのを待ちました。でも、ダメでした